この録音を取り仕切るPCはアップルの1900年代コンピューター、G4(クイックシルバー:800MHz)で、
OSは9,2,2。プロトゥールスのバージョンは5,1,3です。

実は最近、スティーブジョブスの天才性などが妙に面白く、その影響でOS-9にこだわっているのです。
彼はどんどん先に進みますが、その過程の産物も興味が尽きません。

実用化に向けて、騒音対策からすべてのファンが交換され、空気抵抗を減らすべく、通風孔も広げてあります。


  


ちなみに外見は古くとも、記憶媒体にいわゆるHDDは使わず、全てSSD仕様となっています。
というのも大音量のバンドにおいて、機械式ディスクでは音による振動の影響で、エラーが発生してしまうからです。

しかしSSDとOS-9/G4は開発時期が違いすぎて、お互いを正確に認識できず、
瞬間的データ量の移動が多いマルチ録音では、スムーズに動作させることが出来ませんでした。

それどころかSSDがあるだけで、MACやOS−9自体の基本動作に影響を及ぼしてしまい、
BIOSやOSが正常に立ち上がらなくなる場合すらあるのです。

つまりMACもSSDも、お互いをエイリアンと認識して、アレルギー反応を起こし
近年の日中、日韓関係あるいはイスラム問題同様、最早SSD化は不可能とも思われました。

しかしそのSSDもやっとOS-9/G4とのマッチングに成功し、スムーズな録音ができるようになったのです。
キーワードは決して諦めず、あらゆるチャンネルを模索するという点でしょう。

また静音冷却ファンと通風経路の加工により、充分な静寂性と冷却性を確保いたしました。



           
     ウラ側にはカバーが無い!パンチングメタル部分も空気抵抗を減らすべく丸穴に加工


側面にあるファンも本来ここから排気するように出来ていますが、取り付け方向を逆にして、
PCI基板を強制空冷できるようにしてあります。

この時代のMACは処理能力が遅いため、情報処理はCPUやPCのメモリではなく
PROTOOOLS専用のPCI基盤によって行われます。

基盤サイズはマザーボード半分弱にもなり、1枚で8〜16ラックまでまかなえるのですが、
これを2枚内蔵させ、余裕の動作を行っています。

           


録った音はスタジオ内で編集するとスタジオ料金が」かかってしまうため、
ファイアワイア(IEEE1394またはFW400とも言う)を経由して外付けSSDに収めます。


        




余談ですが、一説によるとOS-9は本当の意味での近代的OSではなく、単なる計算ソフトだと聞きました。
まるでホモサピエンス直前の人類といったイメージがあり、なんともロマンを感じてしまいます。







.
オールドマックについて